上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- 
■名前だけで微妙にリリカル。
otome20091030.jpg
京都で捕獲したものではありません。(昨年の名古屋で「おいちゃん(おじちゃん)」の店で捕獲。)
乙女鉱山産水晶でする。(山梨)
日本産の水晶は小ぶりなものが多いですが、ここのはある程度の大きさのもの出回ってますね。
清楚、かつ、凛としたたたずまいがたまらない石でございます。

昨日は・・・冬コミ当落通知を見て、そのまま安心して眠ってしまいました。

で・・・・悪のりして、続きに本体サイトがらみの虹ネタを・・・・
以下は、二次や同人という言葉に嫌悪を抱かれる方にはお勧めしません。


■L.M.E研究所物語
[登場人物]

学生アルバイト 最上キョーコ
・・・・ひょんなことから、研究所にてアルバイトをするようになった、鉱物系に関してはズブの素人。おもに研究資料のファイリング作業担当。処理能力は高し。休憩時に棚の中から綺麗なものを見つけては、妄想に夢膨らませて、うふうふしているのが日常。
定時制の夜間の高校に行き、日中は研究所のバイトというあたり、家庭の事情になにかありそうな状況ではある。

所長 宝田
・・・・鉱物のことを調査するに当たっては手段を選ばぬ男。蓮に真夜中に唐突に「掘りに行く」と連絡を入れて、消息不明になることもしばしば。

職員 敦賀蓮
・・・・この研究所の中での唯一の良心的存在。だが・・・しかし・・・・・。(以下自粛)

職員 社(やしろ)
・・・・電化製品クラッシャーの異名を持つ男。携帯電話は持つだけで10秒でお釈迦にしてしまう為、いつもゴム手袋は欠かせない。素手で水晶を掴んで、「人工ライトニング水晶」にしてしうなど不測の事故も発生することがある。

職員(自宅勤務) ミロク
・・・・・表面上何をやっているかは良く分からないが、レイノとともに行動することが多し。ただ、実際は所長命令で、ありとあらゆるストーンヒーリング講習会への潜入調査を行っている。経費は所長持ち。

職員(自宅勤務)  レイノ
・・・・・鉱物のパワー調査担当。石の内部に入り込んだ人間の念を処理できるなど・・・怪しい奴である。ミロクと同様に講習会なるものに潜入することが多いが、マジモンの『能力』がゆえに門前払いされて調査ができない事がしばしばある。


-----------------------------------

~魅惑の乙女~

研究室の窓際で、キョーコが何かを光に透かして眺めながら、いつものように「うふうふ」していた。蓮はまた何か見つけたな・・・と思いながらもソーティング結果の報告書への入力作業を一旦止めて、窓際へ歩み寄る。
「最上さん、今度は何を見つけて・・・・ああ、それか。」
蓮はキョーコが「うふうふ」している理由が窓際に置かれていたラベルを見ただけでわかった気がした。
「乙女・・・だね。」
「はい、『乙女さん』です。」
「『乙女産』じゃなくて『乙女鉱山産』。」
微妙に話がかみ合ってない二人であるが、会話には支障なし。
「国内産でもこんなに綺麗なモノがあるんですねぇ。私、いつもあの机のアレを見ているので・・・」

キョーコが言う「アレ」とは、レイノの机の上に不在の本人の代わりに居座っている、岐阜県田原産のどっしりとした黒水晶である。キョーコはそれを見るなり『撲殺系水晶』と呼んだ。ただ無造作に置かれているようであって、その水晶の先端は何気に蓮の方向にしっかりと向けられているあたりは、ひそかなレイノの主張(蓮避け結界)である。

「最上さん。乙女とはいえども、その由来は、最盛期の明治時代に男の鉱夫に混じって若い乙女が鉱石の運搬人夫として働いていた事だと言われていて、『乙女』の文字の中には夢を見られるような要素は無いからね?」
蓮は危なっかしいな・・・と思いながらキョーコに忠言する。夢見がちな女性ほど、鉱物にまつわる世界では、霊感商法まがいのものに引っ掛かる傾向がある。ミロクの報告書にも、その手の絶妙な手口が次々と上がってきている。人間の心理を逆手に取っているあたり、蓮もそれを確認するたびに眉根を寄せることが多い。
「そうですよねぇ。名前の付け方一つで、人に与える印象は変わってしまいますから。でも、私はこの水晶はやっぱり『乙女さん』だと思うんですよ。もし同じ乙女鉱山産でも、あの撲殺系水晶みたいなものについては、『乙女さん』なんて呼べないですし。」
蓮はキョーコのその言葉に、水晶のそのいでたちに実際の『乙女』のイメージを投影しているのだと理解した。
「ブラジル産とか言うものとは違って、やっぱり日本のこの水晶は、清楚で凛とした、色白で古風な和服美人を思い浮かべたくなります。和服というか、神社にいる巫女さんというか・・・・」
「・・・そう。」
蓮は仕事内容と性質上、水晶は水晶として物質的にしか見れない視点を持っているが、キョーコの言葉を聞いて、妙なところで腑に落ちるのを感じた。鉱物にはその産地独特の雰囲気を持つことは否めない。
「レイノの報告を見る限り、その水晶のパワーについては、『繊細ではあるが芯が強い。遠赤外線のごとくじわじわと発せられていて、持続力が長い。人間に及ぼす作用としては、緊急時の出力は他国産のものより相当に強い・・・・』とあるけどね。」
蓮の言葉に、キョーコは少し考えて・・・・
「日本人ってもともと見えないものや自然に対しての崇拝意識が高い種族ですからね。石一つからでもそういうものを感じ取っていたのかも知れませんけど・・・・そういう思想が、逆にパワーなるものを感じたり、逆に生み出す気がしますねぇ・・・。あと・・・棚の隣の箱にもう一つ乙女鉱山産の水晶がありましたけど、雰囲気は似てるのに何故か腹の底が知れない水晶のような気がしました。それでも私はそちらも好きですけど。」
蓮はその言葉に思わず噴きそうになった。レイノが別の乙女鉱山産水晶を眺めながら、『腹の底が知れぬ奴だ』とつぶやいていた記憶がある。

「でも敦賀さん。日本の水晶と、他の国の水晶・・・・結晶の構造についてやはり誤差があるんでしょうか? 」
「国云々じゃなくって、産地による誤差だね。結晶する温度や水質と水量と水脈の流れといった産地ごとの環境で結晶の過程が違ってくると思われるからね。」
蓮はキョーコが物質面方向への興味を示したことに対して少し安心した。
「結晶の原子レベルでの配列を事細かに調べて、産地の特定や形成の過程が把握できたら面白いでしょうね。」
「そうだね。でも、人間の科学は今そのレベルにまで達していないし・・・・機器を作るにしてもそのレベルのものは膨大な開発費がかかるから、鉱物学という分野では、夢のまた夢かもしれないけど。」
蓮はそう答えながら、ふとレイノの事を思い出した。

・・・・彼は、それを持っただけで産地の特定ができたな。一体どういう仕組みだ・・・・・・・

「で・・・最上さん。もし、その水晶を持つことによって、人生が改善される・・・とかいう効果があるとしたら、それ欲しい?」
蓮は、キョーコにずっと心配していた類の方向性にかかわる事をふと尋ねてみた。するとキョーコはきっぱりと即答した。
「そういうものほど、私はいりませんね。」
キョーコはかすかに眉根を寄せて手元の水晶を凝視していた。
「何故?」
蓮はキョーコの様子の変化に何か触ってはいけない部分に触れてしまったかと思いつつも、理由が知りたくなり問いを投げた。
「人生なんて・・・・その程度で激変するほど、甘いものじゃない。」
キョーコはそう答えながら、どこかあきらめすら感じさせられるような溜息を吐いた。
「・・・・うそくさいですよ。そんなの。」
そしてつけ加えられた、言葉。・・・少し重い沈黙の時間が流れた。ただ、蓮は疑問に思う。・・・若干17才で『人生』についてどこかあきらめを覚えているのか? この子は。

「最上さん。」
蓮はその間を和らげるがべく提案した。
「水晶とはいえども、産地によって元の水質の違いで若干含まれている成分が違うこともあるんだ。サンプル用の乙女鉱山産水晶と、ブラジル産で、その本当~に極微妙な含有物の違いはひょっとして見つけられるかも知れないよ? やってみる?」
その言葉にキョーコは興味深そうに目を輝かせた。
蓮は職権乱用だとは思いつつも、両者の鉱物をソーティングする為の準備を始めた。

・・・・・続く・・・・訳が無い。(汗
スポンサーサイト

2009.10.31 


Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。